堺市の障害者向け生活訓練サービスの詳細。
自立訓練(生活訓練)事業とは?
障がいのある人が自立した日常生活や社会生活がおくれるよう、必要となるさまざまな力やスキルの向上のための時間と選択肢を提供し、あなたらしい暮らしの第一歩を一緒に応援する事業です。利用期間は基本2年間と決まっています。
堺市においてもこのサービスは、多くの障害者の生活向上を目指して提供されています。具体的には、日常生活スキルから、コミュニケーションや社会参加に必要なスキルまで、多岐にわたる訓練を行います。この訓練を通じて、障がいのある方々が地域でより自立し、充実した暮らしを実現できることを支援します。
また、訓練は個々のニーズに合わせてカスタマイズされ、参加者が自身のペースで着実に成長できるよう設計されています。生活訓練事業は、地域社会の一員としての自信と生きがいを育む大切な役割を果たしています。
訓練の対象者について
・外出するキッカケがほしい方
・不安を解消したい方
・ひきこもっていたため、地域で生活するための訓練や相談をしたい方
・精神病院の退院直後や在宅での療養中で、地域生活のために生活を整えたい方
・生活面に課題を抱えている方
・メンタル不調により会社を休職している方
・将来のことを考えていきたい方
・他人とのかかわりが苦手
・自分のことを知って対策していきたい方
・できることを増やしたい
・調子を安定させたい
・居場所がほしい
・やりたいことを見つけたい など
生活訓練の対象者は、上記のような悩みや希望を持つ障害にある方。特に社会参加や自立に向けて支援が必要な方々です。他のサービスと違う点は、就労だけに特化せず、今後のあなたの地域社会での暮らしについて、総合的にサポートを受けながら取り組める場所です。期限が決まっていることでメリハリをつけることもできます。
【ご利用いただける方】
・精神疾患の診断を受けられた方 ・障害者手帳をお持ちの方 ・発達障害の診断を受けられた方
・指定難病の診断を受けられた方 ・自立支援医療受給者証をお持ちの方
・主治医の診断書のみで利用いただける場合もあります
インクでの支援事例
さまざまなプログラムとオーダーメイドなサポート
これからの自分らしい暮らしの実現を一緒にめざします。
そのために必要な生活力を身につけることや、やりたいこと・チャレンジしたいことを応援し、自己実現に向けたさまざまな活動や選択肢を提供します。例えば、買い物や料理、公共交通機関の利用方法などの実践的なスキルを学ぶことで、地域での自立した生活が促進されます。また、社会的なつながりを深めるためのグループ活動も行われ、孤立感の軽減とともに自己肯定感の向上を図ります。inCの生活訓練は、地域社会での生活を豊かにし、障害のある方々が自分らしく暮らせる支援を大切にしています。
堺市での現状
生活訓練事業は、他のサービスに比べ事業所数は多くありません。これは堺市に限らず全国的にもその傾向にあります。
【参考】
(大阪府堺市)
生活訓練10か所 就労移行 20か所 就労継続支援A型24か所 就労継続支援B型166か所 生活介護 115か所
※2024年10月現在
生活訓練は有期限の事業で運営の難しさがあることなどから事業所数が少ない傾向にあります。